2005楽器フェア

**** 2005年11月3日〜6日 パシフィコ横浜 ****


 

澄み渡る空に映える横浜ランドマークタワーの下、
電子楽器に限らず、世界中からあらゆる「楽器」が一堂に会するこのイベント。
今回は、フトコロの具合もいい感じだったので「アキバ」も行程に入れて楽器フェアに臨みました。
実に4年ぶりになる!

03年はどうだったか分からないですが、今回もあの「福産起業」が出展してません!
カタログを見るだけでウットリする機械が生で見られないのは残念!(イケベ行けってか?)

個人的目玉として、AKAIのEWI4000sがある。買うつもりはないけど必見のシロモノです。
14、5年ぶりのフルモデルチェンジで、バーチャルアナログ音源とエフェクターに電源まで内蔵という、
腰からアンプをぶら下げるだけでチンドン屋に即、飛び入りすらできるんです!

日帰りでアキバ込みというカツカツの予定なのでちゃっちゃと取材してきましたよ。

それでは・・・。


4日(金)の入口風景です。

会場内は空調が効いているせいか暖かいです。
いや、暑いです。
上着とシャツを脱いでTシャツ一枚で潜入です。



http://www.musicfair.jp/

まず目についたもの、やたら弦の数が多いギターのようなもの。
「コヤブボード」というらしい。
小藪さん考案なのか?



http://www.deviser.co.jp/

テクソルのブースにあった真空管。 でかいです!
イルミネーションじゃなくてマジで光ってる!



http://www.tec-sol.com/index.html

MOUNTAIN RYTHYM の Custom Series Drum Set

「たま」のドラムセットを思い出してしまった。
音を聞いてみたかったです。

段ボールで太鼓を作ってセットを組んでも良い音がする予感が・・・。



http://www.mountainrythym.com/

コマキ通商のブースで目に飛び込んだ ”とーめい” な物体!
いやー、とても美しい!



http://komakimusic.co.jp/index.html

DJゾーン内、パイオニア。
スクラッチなんだけど、きょうび映像もシンクロなんて当たり前!

動画 (4.52MB)



http://www.pioneer.co.jp/cdj/dvj/

DJゾーン内のコルグブース。

ダイナミックビデオステーションとのことで、
機械には液晶ディスプレイが2面用意されています。



http://www.korg.co.jp/



DJゾーンを抜け、フックアップのブースへ。

いつ見てもカッコイイ!あこがれのVIRUS製品。
VIRUS TI DESKTOP
一部の白色LEDのインジケータがセレブな雰囲気を醸し出します。

その下に novation の ReMOTE 25 LE
右側のパッドの上にあるモジュレーションスティックが特徴的。

http://www.hookup.co.jp/

http://www.novationmusic.com/

http://www.access-music.de/

しんせの老舗、ローランド。

まずはV-DRUM群。
朝早いのか、まだ誰もいません。



http://www.roland.co.jp/top.html
TD−7とそのセットを買ったときから約15年。
この白いパッドは叩き心地がいいんだよね。
SPD系もかわいくなりました。
おなじみテクノマシン、SPシリーズニューモデル。
左、MC−909。右、SP−606。
おぃさんはもうついていけない!
ステージデジピ。
初代RD−1000(1986年)からこのシリーズは長く続いてますなぁ。
オールインワン・コンボキーボード。
とりあえず、1本買っとく?
オルガン音源モジュール。

昔、ヴォーチェというメーカーの、
やっぱりドローバーがついたモジュールがあったなぁ。
FANTOM X8

もうこの手のワークステーションは操作を覚える気になりません。(-_-;)
VK−88

オルガンはオルガン専用の、何となく黄色っぽい鍵盤になってます。
ご覧の通り、V−Synthのラック版です。
ロジャースオルガン。

普段は全くお目にかかれない重量級。
「鍵盤」ではなく「ボタン」式の、Vアコーディオン。
こんなの弾ける人・・・神です。

ティアックのブースにて、
タスカムのDAW用USBコントローラ、US−2400。

見た目より軽いかも・・・。



http://www.teac.co.jp/
そして、未だ現役の4トラックMTR。

「どうしてもテープじゃないと録音してる気が・・・」
という人がたくさんいるそうです。

こちらは如何にも重そうなデジタルミキシングコンソール、DM−3200

世界のヤマハ。
ブース面積最大です。



http://www.yamaha.co.jp/index.html
あ、教授・・・どうも。
ヤマハのエレドラもすごいなぁ。
ローランドの「V」に対して「サイレント」ってことですね。


http://www.yamaha.co.jp/product/drum/column/col04043001/index.html

残るは3大シンセメーカーのひとつ、コルグ。

超高級路線なのか?
OASYSシリーズ!
パソコンとオーディオカード内蔵と考えていいでしょう。

買えないってば・・・。



http://www.korg.co.jp/
デジタルレコーダ。
D32XD と D16XD。

http://www.korg.co.jp/Product/DRS/D32XD/



両機種とも真空管アンプモジュールを追加できるようです。

http://www.korg.co.jp/Product/DRS/TP-2/
こちらは軽めのワークステーション。TR。
昔のM1みたいでいいかもね。

ここ10年くらいサウンド的に変わっていない気がするんだけど、どうよ?


http://www.korg.co.jp/Product/Synthesizer/TR/

AMEIブース内、ミューズテクスのブースに、巨大ディスプレイが!
MOTUのデジタルパフォーマー4.6のデモだ。
画面を見ると、各トラックに細かいピアノロールフレーズの描写が。
ディスプレイと言うよりはスクリーンですね。



http://www.amei.or.jp/

http://www.musetex.co.jp/
同ブース内、アイデックス音楽総研では、
ミニモーグの模型? いや、ミニモーグ型USBコントローラです。

もちろん、PCの画面上にあるミニモーグを制御。

あの、コルグ レガシーコレクションにインスパイヤされたかのよう。



http://www.idecs.co.jp/index.php
その横、「BRASS」という物理音源ソフトウェア。
この日は坂上 暢氏がデモをしていました。

動画(9.6MB)



http://www.idecs.co.jp/index.php
坂上氏と記念パチリ。
隣のエムアイセブンジャパンのコーナーでは、
中国CME社のMIDIマスター・キーボード、CMEシリーズが並べられていました。

中国ならではのコストパフォーマンスが期待できます。

http://www.mi7.co.jp/

http://www.mi7.co.jp/products/cme/
こちらは、88鍵仕様のUF8。

いよいよ今回の目玉!
AKAIですよ〜。

と、その前に・・・
Numarkのブースで発見。
i−Pod 2発でDJをしようという冗談のようなキカイ。
さあ、来ましたよ。
とりあえず2体、奉(まつ)られておりました。

第一印象は、「デカイ・・・」
です。
この長さは被写体に向きません。
手に取った感じ、「デカイ、重たい、長い」

上面のキーと下面のローラ類、位置関係は従来品と互換だそうです。

ちなみにEWI4000sの「s」、「サウンド」の頭文字を付けたそうです。
デモ品は右側の無線仕様にした個体らしいので、
ストラップに頭を通し、そっと口づけてみました♪

あ、「無線」というのは、社外品のトランスミッタが付けてありました。

「たっから〜じ〜ま〜」
「ピロピロピロ」

時々早いパッセージを無視することがありました。
詰めの段階のものということで発売時には改善されるそうです。

ブースの係の方に、こう伝えました。
SDカードとか挿してカラオケのMP3を再生しながら演奏できるようにと。

いずれ搭載されるでしょう。
・・・なんてな。
その他AKAI製品。

MPD16など・・・。
私には霞んでいます。




次はアレシスのブース。
やっぱり目立つなぁ、アンドロメダ A6!

ちょっと触ってみましたが、ゴチャゴチャしたパネルデザインに戸惑いました。

バーチャルではなく、マジアナで出来ているので、きっと重いことでしょう。
エルゴノミックデザインのFUSION6HD
そして同じく8HD
あかちゃんシンセ、MICRON。
ホイールがあの位置だと操作しづらそう。
人気シンセの ION

左にある3つのホイール、動かした角度によって赤く光るんですね。


今回、AKAI、Numark、ALESISと、3社で共同出店のようです。



http://www.akaipro.jp/index.html

http://www.numark.jp/

http://www.alesis.jp/

M−AUDIOのUSBコントローラシリーズ。

各ソフトシンセに特化したモデルもラインナップ。

http://www.m-audio.com/index.php
iControl
UC−33
X−Session

・・・コメントさぼって御免なさい。
25鍵なのに、ほんのりピアノ鍵盤。

現時点でwebにも載っていないモデルで型式不明です。
Keystation Pro 88

88鍵ハンマーアクションなのに6万円台と低価格。
しかもUSBからの電源供給で動作という節約の節ちゃんです。

ほんとに500mAで足りるのでしょうか?

べリンガー。

お目当てのハーフラック機材は出ていませんでした。

FEX800って、マルチエフェクトプロセッサーが見たかったです。
日本円でなんと7245円です。

このミニシリーズ、来年1月頃に国内で発売されるとのことです。



http://www.behringer.com/

盛りダイラ楽器のブースです。

http://www.kiwi-us.com/~mmi/


ブース紹介から盛り上がってますが、モリダイラの間違いです。

これ1台でキーボードパートをすべて網羅できる、nord STAGE。
こちらは、nord electro2 61key
同73key
nord modular G2X

やっぱり赤は目立ちますね。



http://www.clavia.se/
裏に回るとモーグのコーナーです。

EtherwaveシリーズのEtherwave Pro (右側)

同、Theremin
エフェクター、mooger foogerシリーズ。

息の荒い名前です。
上の続き。
Voyagerのラック版です。
MOOG Voyager

新旧入り乱れたデザインですね。
こちらのブラックフェイスは、Voyager Anniversary Edition

50周年記念だそうで・・・。

天から博士も見ていることでしょう。
記念モデルだけあって、ホイールが光ったり、
パネルの文字も光ってる!

http://www.moogmusic.com/
ひと通り、電子楽器関係を見終わって、振り返ると・・・

路上楽団が使っていそうなドラムセットを発見!

ぐるっと見渡すと、なかなか良くできています。

ハイハットやスネアも二回り小さいです。

バスドラムは、皮は小さいですがボディーが共鳴箱になっているので、
いい音がします。

動画 (7.9MB)


http://www.kiwi-us.com/~mmi/gigpig/

場所を生楽器のフロアに移動したところ、
絵に描いたようなハープが目に入りました。

どういうわけか、弾かせてもらうことになりましたが、
弾けないので鳴らすだけ・・・。

「ポロン・・・」 周りがうるさいせいもあってか、音は小さいです。

「魔法をかける音」のセッティングを教えてもらいました。
このハープは、鍵盤で言えば白鍵だけの配列ですから、
足下の7つのペダルでそれぞれ♯と♭を決めていきます。
「ドレミファソラシ」を「ドレミミソラド」と2つの音名を変更すれば(異名同音ってやつ)、
魔法がかけられます。
ハープの音色で打ち込んでみるとよく分かりますよ。

http://www.aoyama-harp.co.jp/
木工細工のようなピアノ

・・・かと思えば チェレスタでした。
GM音源ではおなじみの名前ですが、実物はなかなかお目にかかれません。

音源部は鉄琴ですね。
可愛い音がしました。
サックスのケースかと思えば、携帯式防音室です。

どうしてかって?
サックスをケースに入れたまま、ケースにあいている穴から両手を入れて、
やはりケースから出たマウスピースをくわえて演奏するようです。

こういう楽器ですから手元を見る必要がないのでしょう。
ピックアップ付きウクレレ。

「エレレレ」と呼んでいいですか?



http://www.risa-music.de/
新発見のピアノ!!

見た瞬間、釘付けになりました。
そして笑ってしまいました。
ラピアン鍵盤以来の衝撃です。

演奏できる曲って、カシオのメロディー電卓で演れる曲と同じじゃないですか!

ロゴとして「SHINHAKKEN」と書いてあります。
まさに新発見!
「新白鍵」ということらしいです。



http://www.microscope-net.com/index.html

おまけ

電気街から自分への贈り物。

福産起業やJSPAの不参加など、残念な面もありましたが、
久しぶりに見学したということもあって楽しめました。
強いて希望するなら、場内をもう少し冷やして欲しかったことぐらいです。

何より、初めて来たこの会場、パシフィコ横浜は同一フロアで場内も広く見やすい印象を受けました。



2005年11月8日 2005楽器フェアレポート終了。