今夏、SNSで知ったオープンハードウェアのガジェットシンセサイザー、8-bit
Mixtapeを自己流に作ってみました。 本来はコンパクトカセットの筐体に電子回路を組み込むのですが、今回はMUJI のPPケースに10w平面スピーカーと音量ノブと電源スイッ チ、そして2つのコントロールノブと押しボタンスイッチをレイアウトしました。 特に押しボタンは拘(こだわ)りたいパーツのひとつです。いつものようにRS コンポーネンツをチェックしていくと、大きさ、形状ともに手頃な 品種を発見。フジソクのLTM3-02を使ってみました。キーストロークが0.25mmということで6mmのタクトスイッチのようなストロー ク感です。 パネルの素材もちょっと拘ってみて、竹の集成材とそれをカットするレーザー加工機を使えるチャンスがたまたま有ったので。CADでデザインし て作成しました。 電子楽器にはミスマッチな感じがしますが逆に新鮮です。中の電子回路の配線は一点モノということで空中配線とし、電源はLi-Poを使って充 電式にしました。 また、半透明のケースということでやっぱり中にLEDを仕込みたいということで、オーディオ信号を横取りしてトランジスタで高輝度LEDを点 灯させています。 ノブと押しボタンスイッチを操作すると次々にファミコンサウンドが飛び出してくる謎ガジェット、部品点数が少なく回路が簡単なので今度は別の 形態で作ってみようと思います。 |