OSC 1 Waveform 波形は、三角ノコギリ矩形(くけい)の3種類。
音域は固定。
FM amount OSC 1をOSC2で周波数変調をかける度合い。
つまりOSC 1にビブラートをかける深さってこと。
OSC 1をノコギリ波、OSC2を三角波にしてFMを上げてみよう。
今度はOSC1のピッチを上げてFMを上げてみよう。
最後に鐘の音。
OSC 2 Waveform 波形は、三角,ノコギリ,矩形,ノイズの4種類。
Semitones OSC 1に対してのOSC 2の音程を決める。
-60半音〜+60半音、計10オクターブをカバー。
(驚異的)オクターブの設定になる度にLEDが点灯するのが心にくい。ノイズに関しては、カラー(ノイズを生成する高音域の割合)を調節できる。
Fine tune いわゆるデチューンだ。この設定もOSC 1と一致するとLEDが0.5秒反転表示する。(いいねぇ)
設定範囲は-50セント〜+50セント。計1半音だ。
我々シンセファンにとってうれしいのが、デチューンさせて連打すると、連打する度にうねりが違ってくれることだ。PCM式だと特別な機能がない限りうねりはいつも同じなのでコーラスをかけてごまかしている有様。
KBD TRACK ONで通常の音程のつく状態。
OFFで全音域G#2に固定される。
Pulse width OSC 1,2共通で50%〜99%幅に設定できる。
パルス幅50% 75% 99%
SYNC OSC 2がOSC 1に強制同期する。
つまり、OSC 2の波形がサイクルの途中でもOSC 1の波形の頭に合わせて強制リセットされるってことだ。
ちょっとやってみよう。OSC 1に対してOSC 2のセミトーンを適当に上げてMIXをOSC 1から2から1へ。
そしてシンクをかけて・・・。
最後に、MIXをOSC 2側にしてセミトーンをギュイーっと上げてみよう。
Mix これはそのままOSC 1とOSC 2の音量の割合。



Attack 鍵盤を押してからカットオフ値までに到達する時間 0〜30秒
Decay カットオフ設定値からサスティンレベルまでの到達時間。
最大(CC39value126&127)に設定すると保持してしまう。
(コントロールチェンジ39番value125で30秒)
Sustain キーが押されている間のカットオフ量。
カットオフの設定からその最大との間で調整できる。
ちと、むずかしいかな?
Release キーを離してから完全カットオフまでの減衰時間。
時間制御はディケイと同じ
Frequency カットオフ・フリケンシー。(FiltertypeでLPFを選んだ場合)
Filtertypeで選んだフィルタの効き具合。
Resonance これがないとテクノはできない。
カットオフ付近の倍音のレベルを上げて松任谷由美さんの歌声のようにクセのあるサウンドに出来る。。
残念ながらホーミーのような発振のシミュレーションはない。
だから、オシレータ部OFFの設定もない。
Envelope amount EGの掛かり具合だ。
VELOCITY EGの掛かり具合を鍵盤を弾く強さで変化させるスイッチだ。
KBD TRACK カットオフ値を鍵盤のスケールに沿わせるスイッチ。
Filter type LPF12dB(12dB型ローパスフィルタ)
高域から順番にカットしていくんだけど、24dBタイプに比べて切れが甘いため高域も少し残しつつ・・・っていう感じ。

LPF24dB(24dB型ローパスフィルタ)
こっちのタイプはスッパリ切ってくれるので音がちゃんと丸くできる。

HPF24dB
低域からカットしていくフィルタ。
ノイズを使って808系ハイハットの音を作るときに役立つ。

NOTCH+LPF
おれはあんまり使い道がない!
特定の周波数付近のみカットするんだけどね。それとLPFもくっついてる。

BANDPASS
ノッチの反対で特定の周波数付近のみ通すフィルタだ。



Attack 鍵盤を押してからGainで設定した音量に到達する時間 0〜30秒。
Decay 最大音量からサスティンレベルまでの到達時間。
最大(CC36value126&127)に設定すると保持してしまう。
(コントロールチェンジ36番value125で30秒)
Sustain キーが押されている間の保持音量。
Release キーを離してから音量0までの減衰時間。
時間制御はディケイと同じ
Gain プログラムできる音量ツマミ。
コントロールチェンジ7番(メインボリューム)が割り当てられている。



SHIFT+Waveformで、MASTER LEVELを除くすべてのノブの位置をディスプレイに表示させることが可能。100〜127の表示は、左2桁がA,B,C表記になる。100=A0,110=B0,120=C0となる。(この情報は、みついしょうじさんに頂きました)
LFO 1 Waveform 波形は、三角下降ノコギリランダムの3種類。
矩形も欲しかったねぇ。

Destination LFO 1の掛かり先。OSC 1と2,OSC1のみ,フィルタ,パルス幅の4種類。
Rate 変調の速さ。
Amount 変調の深さ。
LFO 2/
ARPEGGIATOR
中央のスイッチに名前はなく、1つで掛かり先とアルペジエータモードの切り替えができる。
掛かり先にOSC 1と2,アンプ。
ECHOはノートONが繰り返され、(最大9回)ディレイ効果を出すこともできる。
アルペジエータは、上昇下降上昇+下降ランダムの4種類。
ここで生成された音階はMIDIで出力することが出来るぞ。
Rate 各機能の変化の速さだ。
Amt/Arp
range
LFOには深さ、ECHOには繰り返し回数、アルペジエータにはオクターブレンジとして機能する。
MOD ENV Attack Amountで山(谷)を作ったときの山頂(谷底)までの時間。
Decay Amountで作った山頂(谷底)から元の状態までの時間。
Amount 変調の変化幅が決められる。
Destination 掛かり先をOSC 2かFM変調、または無しと選べる。



SET モーフ(モーフィング)とは、CG/コンピュータグラフィックスでお馴染みになったあれである。
キーボード部でも触れているが、MASTER LEVELを除くすべてのツマミにいくつでも、しかも変化させたい範囲まで割り当てられる。
それを、鍵盤のタッチ(Velocity)によって制御するのか、モジュレーションホイールによって制御するのかがプログラムできる。
CLEAR すべてのモーフィング設定を消去するスイッチだ。



▲スイッチ
▼スイッチ
プログラムを選択するスイッチ。
シフトキーを押しながら操作すると10の桁が動く。
STORE プログラムをメモリに保存するスイッチ。
1度スイッチを押してから、上書きしてもよいプログラムを探すことができる。
そしてもう一度押すと選んだプログラムに上書きされる。
A,B,C,D, プログラムの呼び出しは、選択すると1つのバッファに取り込まれるようになっている。
4つのスロットに好きなプログラムを選んでおいて、
A〜Dを押すことにより瞬時にバッファに取り込むことができる。
(バッファ=一時記憶メモリ)
スロット→ A B C D スロットB
を押すと→
バッファ

03
プログラム01→ 01 01 01 01
プログラム02→ 02 02 02 02
プログラム03→ 03 03 03 03
* * * *
プログラム99→ 99 99 99 99
A=01,B=03,C=02,D=99が選ばれている。

間違えやすそうなので言っておくけど、4つのメモリーバンクじゃない。こういう理屈だ。
4つのスロットを4つの横に並んだ望遠鏡に、プログラムメモリをその向こうに見える景色に例えよう。
その景色の中から見たいところを4台の望遠鏡を使って合わせておけば、1つの望遠鏡であちこち
探さなくても、4種類は瞬時にのぞけるはずだ。
これはなかなかうまいシステムだと思うよ・・・。



MANUAL
”ON”にすると、現在のツマミやスイッチの位置の音になる。
UNISON ユニゾンスイッチ。
発音ボイス数が倍になる。当然ポリ数は半分になる。
デチューン具合も決められる。下記の3種類のモードに効く。
POLY ポリフォニック演奏ができるモード。
LEGATO モノフォニックのモードで、レガートで弾くとアンプ,フィルターのEGが再立ち上がりせず、1サイクルで終了する。
MONO これもモノフォニックのモードで、key-onの度にEGが動く。
Portamento これはかなり本物に近い!
本物のアナログ音源と変わらないくらい音程変化がなめらかだ。
制御は時間で行われる。つまり、設定されたポルタメントは、どんなインターバルでも変化時間は変わらないってことだ。
AUTO ポルタメントをレガート奏法でのみ効かせるスイッチだ。
OCT SHIFT
このスイッチで±2オクターブ、計5オクターブをカバーできる。
この2つのボタンを0.5秒間同時に押すとMIDIから出る音域をシフトさせる機能になる。(Ver2.7現在、動作にバグあり)
Pitch bend
ノードリードの最大の特徴でもあるユニークな木のベンダースティック。
アソビが無いので、添えた指を震わせると、そのまま心地よくビブラートがかけられる。
Mod wheel
これも特徴的な石(ほんとはアルミ)のホイール。掛かり先は次の通り。
LFO 1 LFO 1のAmountで設定したものに加算される。
OSC 2 OSC 2の音程を5オクターブの範囲でギュイギュイできる。
よく聞くシンセベースのあれができる。(98年当時)
FM AMT OSC 1のFM amountで設定したものに加算される。
FILTER Frequency設定に加算される。
MORPH MASTER LEVELを除くすべてのツマミにいくつでも、しかも変化させたい範囲まで割り当てられる。



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