PCカードスロット | ないものと言えばまずこれ。 内蔵メモリー音色数が1024個なので、まず外部ストレージの必要はないな。 MIDIで外部機器とのやりとりも出きるし・・・。 もうカードの入手に悩まなくていいぞ! |
時間固定式のGLIDE(ポルタメント) | これは痛いな。 おれ的には、時間固定が好きなのにそりゃないぜ。>ハンス 速度固定式に変わっちゃったから鍵盤が離れるほどポルタメントタイムが伸びちゃう! 次期バージョンで「時間固定←→速度固定」のパラメータを追加してくれ!>ハンス |
GLIDE(ポルタメント)に効くMORPH機能 | 上の問題を解決すべく挑戦したけど、不可能ということが判明。 nord3では、MORPHのコントローラとして「鍵盤」が追加になった。 それを利用して、けんばん・・・・・・。むむ、どっちにしろできんな。(-_-;) |
パーカッション専用モード | これは、まあ・・・よし。 パーカッション作ったらwavにしてシーケンサに貼ればよい。 |
ウネリ防止用SYNC機能 | OSC1,OSC2をMIXしてひとつの波形を作る場合、Fine tuneをゼロにしても両波形の位相が揃わない。 そんなときに必要だったSYNC機能が使えなくなった。 |
プログラム選択状態の記憶 | 電源ON時に、前回選んでいたプログラムが出てこなくなった。 マニュアルには「システム設定の保存をすれば可能」とあるけど、バグか? |
パネル右側の空きスペース | PCのキーボードとか、ミキサーなんか置こうと企んでる貴方。鍵盤1オクターブ分狭いよ。 |
DEMOモード | サウンドチェックとかに便利なんだけど、なくなっちゃったね。 |
LFOセクションでチップLEDのことを書いていたら解説用にいい画像がない。 じゃ、また開けるか・・・。 はい。 ついでに他のところも撮影。 画像のクリックで、717 x 538に巨大化します。 部品の文字を読んだり壁紙にしたい?人のために、フルサイズ(2048*1536)を置きます。(←置くか?ふつう) |
フタ開け |
電源ボード 壁紙 |
メインボード 壁紙 |
右パネル基板外し |
パネルと基板 |
左パネル裏 |
左パネル拡大 壁紙 |
右パネル基板の表 壁紙 |
LED導光部品 壁紙 |
7セグメントLED 壁紙 |
LED導光部品1 |
LED導光部品2 |
LED導光部品3(ノブ) 壁紙 |
LED導光部品4(ノブ) 壁紙 |
LED導光部品5 |
をクリックするとサンプルが聴けます(mp3です) |
3号になって従来からの単体フィルタに加えてマルチフィルタが用意された。 フィルタとエンベロープジェネレータ(Attack,Decayとか言うやつ)そのものの働きの説明はnord1,nord2のコーナーを見てもらうとして、(←手抜きか?)ここでは追加されたパラメータと、ちょっと分かりづらいマルチフィルタのセクションを見ていこう。 ああ、今まで通りレゾナンスの自己発振趣味レーションはないからね。 会社の方針ですか?
そしてタイプも6種類になって、nord2にあったDISTORTIONがこのタイプの中に含まれた。 2つのボタンで組み合わせられるタイプは次の通り。
んで、クラシックはMinimoogのフィルタを模したもので、レゾナンスの効きが他に比べて半分になってる。 それから、nord2ではOn/OffのみだったDISTORTIONが、3号では可変できるようになった。このときの歪み量調整にMultiFilterのノブを拝借する。 KBTボタンはキーボードトラックのことね。 3号になって、1号のようにON/OFFだけに戻ってしまった! ・・・でもご安心あれ。 新たに設けられた、キーボードトラッキングで動くモーフ機能のおかげで自由なトラッキングが可能になった。 高音に行くほどフィルタが閉じるなんてお馬鹿な設定もできるぞ! そして下に書いてあるOsc Bypassは、SHIFT+押下で点灯し、OSC1,2の信号がバイパスされる。 ・・・んだけど、おかしいなぁ。おれの3号はOSC2にしか効かないぞ! やり方がまずいのか?バグか?
ここのフィルタタイプ選択ボタンを押すと、SingleFilterのインジケータはすべて消えて、ここのFrequency1ノブだけ有効になる。つまり、MultiFilterと併せて2つのFrequencyノブを使い、カットオフポイントが2点設定できるのだ。 そのシンボルが示す6種類は、フィルタタイプの組み合わせというわけだ。 1.ローパス&バンドパス(並列接続) 2.ハイパス&ローパス(並列接続) 3.ハイパス&ローパス(直列接続) 4.バンドパス&バンドパス(並列接続) 5.マルチピーク(3つのピークを持っていてこれをLFOで揺らすとフェイザーのような効果が得られる)(効果が明確にわかるようにResonanceを上げています) 6.マルチノッチ(マルチピークの逆で3つの谷を持っている。これもシュワーンというフェイザーのような効果が得られる) このフィルタータイプ選択ボタンの下にFiltEnvってLEDがある。 これを有効にすると、EnvAmtの設定が反映される。 あと目新しいところ。 Attackの右側に「ノ」っていうLEDがある。 AMPENVもそうだけど、これを点灯させれば、このシンボルの通り指数グラフ的な変化になる。(Attackのみ) ゆっくりとしたアタックのPadサウンドなんかに使い分ければいいのかな? 普通のアタック 指数アタック 一番右のEnvAmtのところにもひとつ、InvertってLEDがある。 お察しの通り、エンベロープの変化が上下逆さまになる。 でもこれってほとんど使わないんだよね。 |
さみしいので何か・・・。 3号では、ノブの周りにそのパラメータに沿った目安となる数字がある。 Attack,Decay,Releaseには秒数。Sustainは音量なんだけどとりあえず0〜10。 上セクションにあるのFrequencyはカットオフポイントの周波数といった具合だ。 LCDディスプレイと併用することで、うんぬんかんぬんだけど、結局今までどおり耳で判断してつくるわな。 |
知ってる人もいるかもしれないけど、3号で使われているLEDインジケータは、3桁数字LEDを除いてすべて面実装型(チップ型)なのだ。 これはケータイのボタン照明とかにも使われてるよね。1号、2号ではフツーのLEDがパネル用の基板に植えられているんだけど、今回チップ型LEDとパネル面に光を導く部品を使ったことでLED実装の高密度化が図れたんだ。(・・・と想像する) 前置きが長くなったけど、それだけ多くのパラメータをパネル上に用意できるということなのだ。
まず、LFOの主要パラメータRateとAmount。Rateにはクロック同期状態を示すLED(ノブの下)と、点滅の仕方でWaveformすら確認できる周期表示LED(ノブの右上)が追加になった。そしてノブの周りには把握しやすいように単位を変えて値が表示してある。1Hzより遅いところは「秒」で、それより速いところは「Hz」という具合だ。 Waveformは、左下から時計回りに、三角、下降ノコギリ、矩形、ランダム、スムースランダム、スペシャルの6種類だ。 それに、Amountの右下にあるInvertを点灯させればWaveformを上下逆さまにもできる。フィルタエンベロープにもあったよね。下降ノコギリをInvertすれば上昇ノコギリになるよ。 Dest (Destination = LFOの掛かり先)は6項目、そのうちOSC、FILTER、SHAPEは2個ずつあるのでそれを選ぶ「1●2○」ってゆうインジケータと組み合わせば合計12項目になる。 OSC : オシレータの1,2,両方が選べる。片方のオシレータにだけLFOをわずかに掛け、もう片方はそのままでミックスすると、ただのデチューンのウネリより複雑な揺れが得られる。または、2つのLFOを使い、違ったRateで揺らしたオシレータをミックスさせても強力だ。 FILTER : フィルタも1と2、両方が選べる。両フィルタを使った効果的な使い方が今ひとつ思いつかないなあ。 SHAPE : シェイプは従来のPWM(パルスウィズモジュレーション)を包括した言葉だ。PWMというと、パルス波形の幅の変調に意味が限られてるけど、いろんなWavwform(波形)の形を崩す変調なのでこの言葉が使われたんだろう。サンプルは一番ハデなパルス波形で。 OSCMOD : オシレータモジュレーション。オシレータ内のモジュレーション量を更にモジュレーションするというワケの分からないモノ。まあ、そういうモノはSE用ということで・・・。要するに、オシレータセクションのModulationツマミを手で動かす代わりにLFOでやっちゃえってこと。 LFOで使うより、後述のEnvモードで使ったほうがいいかもしんない。 OSCMIX : オシレータ1と2の割合をLFOで動かす。これを使えば、電話の呼び出し音(黒電話じゃなくてプッシュホンのような)なんかが楽に作れる。Depthで上と下の音程を決めるのは難しいけど、OSC1とOSC2でそれぞれ音程を決めてやって矩形波でOSCMIXを動かしてやれば・・・。「あ、でんわ!」 AMP : アンプリファイア。音量変調。フルートには三角波を使って揺らしてやろう。ビブラートよりこっちのほうが本物っぽい。「青葉城恋歌」(歌唱:さとう宗幸)を奏でるときもしっくりきたり・・・。あ、その場合矩形波のほうが・・ WaveformとDestボタンの下にまだインジケータがあるぞ! Envは、このLFOジェネレータをエンベロープジェネレータとして使おうというもの。SHIFT+押下でEnvを点灯させるとエンベロープモードとなってWaveformが1サイクルで終了してしまう。 ありきたりなところでは、決まった波形ではあるけどシンセブラスなんかのアタックに使えそうだな。 また、Waveformでランダムを選ぶと打鍵毎に違ったAmountになるので、これを片方のOSCに掛ければランダムデチューン効果が得られる。和音を弾けば分厚さ倍増! KBSはキーボード・シンクロナイゼーションの略だと思うけど、つまり、打鍵した瞬間にWaveformの周期の中で毎回決まった位置から始まってくれる。サンプルはOFF→ONしてます。 最後にMono。これを点灯させると、ひとつのLFOの出力で全ボイスまとめてモジュレートできる。昔のポリシンセなんかはこれで真似るとよいね。逆にパッド系とかストリングスはMonoをOFFにしてLFOをボイス毎に効かせた方が複雑なウネリとなって音に厚みが増すだろう。
LFO1のOSCMIX(オシレータミックス)、AMP(アンプリファイア)が、LFO2ではRES(レゾナンス)、PAN(パンニング)になっている。 RES : レゾナンスはどう使おう? やっぱりゆっくりとした周期の三角波でテクノベースなんぞ・・・。 PAN : パンと言えば、エレピにカマす昔懐かしいトレモロですな。MONOのモードにするのをお忘れなく。 |
Attackは、Amountで設定した値まで達する時間。 ここのノブの右上にLEDがあるけど、LFOセクションと同じく、MOD ENVが動いたようにこのLEDも点灯する。 そして下にはやっぱり「ノ」LEDがある。ここは使い分け甲斐があるよね。 Decayは、Amountで設定した値に達してからゼロになるまでの時間。 この下のReleaseLEDを点灯させると、Releaseノブとして機能する。鍵盤を離したときに働くということね。 Amountは、モジュレーションさせる深さ。この下のInvertってLEDを点灯させると、他のセクションと同じく掛かり量がマイナスになるよ。 Dest (Destination = MOD ENVの掛かり先)はやっぱり6項目。ここはLFOセクションとほぼ同じだけど、右下だけLFO1になってる。 このLFO1をDestに選ぶと、ディレイビブラートのような徐々にモジュレーションを掛けていく使い方ができる。 この下のRepeatってLEDを点灯させるとAttack, Decayの繰り返し。つまり、LFOモードになる。上り坂と下り坂それぞれ調節できる三角波発生器ってことになるね。 |
LFO,MOD ENVセクションのまとめとして使用例を3つ。 使用例1 Destで触れたディレイビブラートのセッティングをしてみよう。
使用例2 ぴゅーん!シンセドラムの音を作ってみよう。 SIMMONSの前世代のシンセドラムで、ライディーン※1(YMO)やサウスポー※2(ピンクレディー)、Dr.スランプアラレちゃんのオープニング※3とか、ひと頃流行ったよね。
使用例3 LFOを駆使して「蚊の飛ぶ音」を作ってみよう。 ※4 まずは、羽音を作るんだけど、OSCセクションのOSC2もLFOとして使っちゃうことにして、基本になる波形にOSC1の「のこぎり波」を使おう。 そしてOSC1をヨロヨロした不安定な音程にするため、OSC2はランダムを選び、Courseは最低の”-63”にして、Osc Modは1.41付近にしよう。Modeは音程をモジュレーションするのでFMを選ぼう。 これで蚊が飛んでいる音ができた! けど、もうひとつ。 フィルタセクションでHPFを掛け低音をカットしておこう。これでかなり似てくるぞ。 それと、フェードイン・フェードアウトするようにAMPのAttackとReleaseは長めにしよう。 あとは飛び回ってる様子をLFOを使ってシミュレーションしてみよう。 LFO1 : 9.13秒という長いRate(周期)でWaveformはスペシャル。DestはAMPにして自分から蚊までの距離を表現しよう。Amountは適当。 LFO2 : Rate1.96秒でWaveformはソフトランダム。Amountは最高にしてDestはPAN、定位を表現する。 MOD ENV : Attackは1.19、Decayは2.62にして、Amountは2.04、DestはLFO1にしてRepeatはON。MOD ENVもLFOにするってことだ。 これでLFO1の長い周期がMOD ENVの周期で長くなったり短くなったりと周期(Rate)が変化する。即ち、蚊があっち行ったり耳元に来たりすることになるのだ。 ※1 RYDEEN(高橋ユキヒロ ・ アルファミュージック 株式会社)より引用 ※2 サウスポー(阿久 悠 ・ 都倉 俊一 ・ 日本テレビ音楽 株式会社)より引用 ※3 ワイワイワールド(河岸 亜砂 ・ 菊池 俊輔 ・ フジパシフィック音楽出版)より引用 ※4 パネル画像はPDF版日本語取扱説明書の画像を元に作成。 |
以下、解説文はまだ作成しておりませんm(_ _)m
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